戦後空間



日本の都市・社会建設の急激な成長と国土の変貌において、日本の「戦後」はやはり有史以来の大きな画期であった。その時代が構築しようとしていた理念・都市・建築のビジョンを再検討することでこれらを相対化すると共に、なお継承すべき普遍的理念や課題を抽出し明確化する。
そのために、戦後の都市や建築の実 際の建設活動と計画、それらに関する法制度・政策・出来事・言説・生活体験・文化を対象化し、それらが緊密に結び付けられた領域の総体を〈戦後空間〉と名付けることで括り出す。
2017年1月に日本建築学会の建築歴史・意匠委員会のワーキング・グループとして発足。
随時シンポジウムを開催している。

戦後空間シンポジウム

01|民衆・伝統・運動体 ─── 1950年代/建築と文学/日本とアメリカ(2017年12月16日)
02|技術・政策・産業化 ── 1960年代、住宅の現実と可能性(2019年1月14日)
03|民主化・まちづくり・広場 ── 1960年-70年代の革新自治体と都市・建築のレガシー(2019年6月29日)
04|バブル・震災・オウム教 ─── 1990年代、戦後空間の廃墟から(2019年11月22日)
05|賠償・援助・振興──戦後日本の外部条件(2020年10月17日)※オンライン開催予定

WGのメンバー構成、シンポジウムの詳細やレビュー等はこちらから:
戦後空間-Medium

※画像はすべて「戦後空間WG website」より