開催日:2014年3月5日〔水〕19:30-21:00
会場:京都府宮津市字文珠 文珠公会堂
開催主旨:
天橋立は古代からナドコロや名所として知られてきました。
しかし海水浴場としての展開など、現在の橋立に直接つながる近代の諸相については、実はまだほとんど明らかにされていません。
今回は本プロジェクトの1年目の成果報告として、文殊地区においてミニシンポジウムを開催します。
- 天橋立の海水浴場やそれに伴う保養・観光が、全国からみればどのような歴史的位置付けとなるのか、
- また、そもそも日本において海水浴・海水浴場はどのようにして誕生・隆盛したのか(松田報告)、
- 近代に橋立のイメージはどのように表象され、伝えられたのか(宮下・上杉報告)、
- 近代以前、橋立・宮津への伝統的な旅の形態と、それを支える近世地域社会はどのような構造であったのか(藤本報告)、
- さらに、日本への海水浴導入にも直接関わる近代ドイツの保養・医療の空間はどのようなものなのか(青地報告)、それぞれ報告を行います。
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報告
松田法子「近代日本と海水浴」
宮下遙・上杉和央「近代の写真絵はがきからみる天橋立」
藤本仁史「近世宮津周辺地域の船旅・海運」
青地伯水「マルクト・バート・アプバッハ:ドイツのある温泉町の歴史と現在」
共催
宮津市教育委員会